ビタミンC注射より点滴のほうが効果があるの?

ビタミンCのもつ高い抗酸化作用で美容効果を得るために
高濃度ビタミンCを体内に入れる美容法があります。

その方法としては注射と点滴があるのですが、どちらが
効果があるのかということは知識がないとわかりにくい
部分があります。

そのふたつで一番大きいの違いは、所要時間です。

注射であれば5分程度ですが、点滴は30分位掛けてゆっくり
と注入していきます。

注射

忙しい人にとって短時間でできるほうが良いと思って
しまいそうですが、使われるのは高濃度ビタミンC
ですから一気に体内に入ればビタミンCの血中量が
増えすぎて過剰摂取になってしまう恐れがあります。

ビタミンCの過剰摂取というのは、下痢や吐き気などの
副作用が出てしまうことです。

また血中の酸素濃度を低下させて虚血状態を引き
起こすこともあります。

持病がある人の場合、それがとても危険な結果を招きかねません。

つまり安全にビタミンCを取り入れたいのであれば、
時間がかかる点滴療法のほうが良いということになります。

加えて注入できる量も注射よりも点滴療法のほうが多いので、
それだ高い抗酸化作用を持つ高濃度ビタミンCを取り入れる
事が可能です。

使われる製剤の成分にも違いがでることがあります。

注射であればアンプルに1つの成分だけなので、
美容に良いミネラルなどを一緒に注入したいときには、
針を刺す回数が増えてしまいます。

点滴

一方で点滴ならば、複数の成分をまとめて1回で済ませる
ことが可能です。

このことから、点滴療法はとても体の負担が軽くて効果が
高いやり方ということが言えます。

確かに時間はかかりますが高い効果を得られるのであれば
30分くらいであれば、それほど待つことが苦痛となる時間
ではないでしょう。

美容は継続的に続けていかなければいけないもので、
1回の効果を高めることができればその積み重ねで
結果に大きな違いが出てくることもあります。

投与する量が違うので治療費も点滴をしたほうが
高くなりますが、やるならばやはり点滴療法が良いでしょう。